ヒアルロン酸と医薬品について
ヒアルロン酸が医薬品として使用されていることをご存知でしたか?
化粧品やサプリメントに配合されているだけではなく、医薬品としても使用されているのです。
ヒアルロン酸はたった1gでその6000倍の水分を保持する力があるので、その力を利用して医薬品として使用されていると言っても良いでしょう。
ヒアルロン酸が医療現場で使用されているということは、あまり知られていないのですが、スウェーデンにある企業がこの成分を配合した眼科用医薬品を開発してからというもの、外科手術では必要不可欠な薬剤となったのです。
身近な医薬品では目薬にヒアルロン酸が使われております。
眼科医の処方が必要であると言われているのですが、ドライアイやコンタクトレンズによる疲れ目を解消するには最適の目薬なのです。
また、「明るいところが眩しい」「ぼやけて二重や三重に見える」といった白内障の手術で、人工レンズを取り付ける際に使われることや、外科手術を行った後に使用されることがある体内組織の癒着防止剤にもヒアルロン酸が配合されております。
さらに、内視鏡用粘膜下注入剤と呼ばれる胃や大腸にできた腫瘍を取り除く際の薬剤としても使われることがあるのです。
以上のように、ヒアルロン酸が様々な医薬品に使われているということがお分かり頂けたでしょう。
ヒアルロン酸が配合された医薬品の副作用について
ヒアルロン酸が配合された医薬品を使用することでの副作用が気になるという方はいらっしゃると思います。
「サプリメントでは安全でも医薬品はどうなの?」と疑問を抱く気持ちは十分に分かります。
たとえ医薬品であったとしても、体内に含まれているという点は変わらないので、安全に使用できるのではないでしょうか。
目に使用する場合でも皮膚に使う場合でも、元々ヒアルロン酸が存在している場所です。
そのため、異常が引き起こされるということは考えにくくなっております。
医薬品の中ではかなり安全な部類に入るのです。
自己で傷のケアをする場合に使用するクリームやガーゼといった医薬品にも、ヒアルロン酸が配合されております。
そのような医薬品を使用することで、より肌の保湿ができるので是非試してみてください。
ただし、安全であるとは言っても、万が一はあります。
サプリメントとは違って使用用途を間違えると、思わぬトラブルが引き起こされてしまうのです。
そこで、ヒアルロン酸入りの医薬品を使用するという場合は、あらかじめ専門医の意見を聞く必要があります。
サプリメントであれば、1日に摂取する用量を守れば良いだけなので、医薬品のような副作用は引き起こされないはずです。